マスキング養生テープの選び方。
マスキング(塗装をしない所をコーティング紙等でマスクする事)時に使うマスキング養生テープには、多くの種類があります。目的は同じなのですが、硬さやテープの厚み等で商品の個性があります。
ウレタン塗装等でオススメのテープをご紹介します。
(私の個人的感想を書きます。)
◆3Mでは、
定番の243Jプラスは、耐熱性・テープの硬さ等標準的で使いやすいテープです。同メーカーの343では、テープは硬さが有り、綺麗なラインが出やすいテープです。反面、テープが切り難く扱いが難しいかもしれません。
◆ニチバンの2311テープは、243Jより若干テープ切が良いテープだと思います。耐熱性(テープを長時間高温の環境で貼ったままにして、剥がすと糊が移ってしまう事を、テープわきといいます。耐熱性が良いテープは、このわきが起こりにくいテープです。)では、3M343の方が良い様に思えますが、一般仕様であれば、問題なく使えると思います。
◆その他、ニチバンでは221マスキング養生テープやカモイのカブキマスキング養生テープ等は、値段の安さが売りのテープです。性能は、前記のマスキング養生テープよりも劣りますが、ウレタン塗装を行って、直ぐに剥がす場合は問題なく使用できると思います。ただ、過度な耐熱性や、耐溶剤性は難しいと思ったほうが無難です。
【もう一つの選択条件】
マスキング養生テープを使用するとき、商品の選択も重要ですが、サイズの選択も使い勝手に大きく係わってきます。
マスキング養生テープのサイズは、基本120mmを何巻きにカットするかになります。
12mm・15mm・20mm・24mm・30mm・40mmで、その他、9mm・18mm・50mmなどがあります。
一般的な使い方では、幅の狭い15mmか20mmと広い40mmか50mmの2種類を使い分けながら養生する方法です。
好みもあるのですが、狭いタイプは、ライン取りには適していますが、マスクする作業では難しさがあります。逆に幅の広いマスキング養生テープは、テープの引き出しが難しかったり、ライン取りには適しませんが、マスクする場合は、早く作業が出来ます。
結局、自分がウレタン塗装する物の形状によって、自分の好きなメーカーブランドで、数種類のテープ幅を用意するのがいいと思います。
当然、自分の好みのブランドを選ぶのに上記のマスキング養生テープを使ってみて頂きたいと思います。
---Hideki----
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