2010/05/13 12:00:00
レタリングとは
ピンストライピングに続き、レタリングについての説明です。
レタリングは、文字をいかにカッコ良く見せるかその技法を磨くのがレタリングです。
筆メーカーとしてレタリングブラシは、ペインターさんの好みによってストライピングブラシ以上に筆の種類を用意しなければいけません。
毛の質(硬さ、フクミ、)、毛量、長さ、毛先の形等、製作者とすれば本当に悩みます。(現在の開発品は、レタリングのナイロンバージョンです。)
レタリングのやり方です。
今回の写真では、BEERの青字をレタリングブラシゴート 4号で描き、アウトライナーブラシ1/16でハイライトの白を描かれている写真です。
弊社のアウトライナーは、コシ(毛の硬さ)が無く毛足を長くしてあります。
毛質、固めの方が好みの方はショ-トライナーの0号などのイタチ毛30mmがお薦めです。
この0号も、広島のペインターさんからの要望で試作→製品になりました。
こんな筆欲しい等、ご要望があれば検討しますのでご相談下さい。
ちなみに、0号は、試作から製品にまで約半年かかりました。(速い方です。)
----Hideki----
にほんブログ村2010/05/12 12:00:00
ピンストライピングのやり方について。
6月のピンストライピング&レタリング講習会を迎えるまで、暫くピンストライピング&レタリングについて出来る限り書きます。
ピンストライピングについてです。
まだまだ改良中のストライピングブラシですが、現在の形は2009年バージョンです。
現行 薙筆2号と3号の2種類があります。両者の違いは、毛量の違いです。
ピンストライピングとは、線にこだわった塗装方法です。
塗料と筆だけで左右対称な図形を描いたり、直線や曲線を連続して描きデザインを作り上げたりします。
ピンストライピングブラシ(筆)も独特で、弊社の薙筆では、毛タケ 55mmで持ち手部分と同じくらいの長さです。
使い方は、毛全体に塗料を含ませ、指先で毛に含まれる塗料をしごいて余分な塗料を落として使います。
ピンストライピングブラシの優れている点が、一度に長い線が引ける事です。
実際、弊社講習会では、薙筆 3号 ワンショット(ピンストライピング塗料)の組み合わせで、50cm位の線は、楽に引けます。
----Hideki----
にほんブログ村2010/05/11 12:00:00
ピンストライピング&レタリングテキストが発売から半年たちました。
ピンストライピング&レタリングテキストが発売から半年がたちました。
出来る限り多くの写真を掲載し、皆様にピンストライピング&レタリングのやり方を少しでも講習会の雰囲気も含めて伝えたいと思ったテキストです。
ピンストライピング&レタリング講習会では、数日間の間に基本練習の仕方や作品の描き方の初歩まではお伝えできるのですが、なかなか数日の間にこなせる方は少数です。やはり、日頃の練習は上手く描くには欠かせません。そんな時にも、是非このテキストも見て頂けたらと思います。
講師、清水氏の直筆A3ボードを原寸でスキャニングして、印刷をかけた御手本も付属するテキストです。(ピンストライピング&レタリングのやり方テキスト)
宜しくお願いします。
---Hideki----
2010/05/10 12:00:00
リアルエアーブラシ初級通信講座とは、
以前もご紹介した、リアルエアーブラシ通信講座について。
最近、この講座に対して多く質問受けた事について説明させて頂きます。
この講座は、基本練習に重点を置く講座です。
初心者が陥りやすい事項について、腕が原因なのか機器なのかをハッキリさせながら効率よく腕を磨き次のステップに進むことを目的としています。
塗料セットとしている点も、そこから来ています。塗料が異なれば薄め方等も変わりますので説明しやすいよういに、弊社講習会等で使用する溶剤の塗料をセットとしています。最近、塗料ナシのご要望も頂きましたので、上記の理由を考慮して頂ける方に対して、テキスト塗料ナシ商品も販売させて頂こうと思います。
初級講座の最終課題が何故球なのか、真先生の講習会を4回終了してみてエアーブラシに腕の覚えのある方も相当いらっしゃいましたが、それなりに皆さん、基本が重要である事を自覚されたようです。上級者でも単純な基本練習を大切にされます。
球は、線やグラデーションや塗りの技術が必要で、基本練習では重要な課題であると考えました。
----Hideki---
2010/05/07 12:00:00
ワンショット塗料について。
この話題は、今まで何度か触れてきたと思いますが今回は、現時点での私の感想を書きます。
ピンストライピングやレタリングをする方は一度は使った事があると思います。
ワンショットは、サインペイントと表記が有るように看板等のデザインに使われる塗料です。日本と比べるとはるかに乾燥が遅い。日本のサイン業界の方々に薦めると怒られそうな塗料です。ですが、その事がピンストライピングやレタリング等の筆によるデコレーションでは、長所になると思います。色合いも決して高彩色ではありませんが一回の筆運びで色付けが行えます。
ただ、エアーブラシでハイライト等のデコレーションには、工夫が必要です。
希釈シンナーに溶解力が無い場合、エアーブラシでヒツコク吹付けると、パサパサになって下地と馴染みません。
せっかくのハイライトが粉が吹いたようになって台無しになります。
今年で、4回目のピンストライピング&レタリングの講習会ですが塗料はやっぱりワンショットを使用しようと思います。初心者にとっても乾燥が遅い事は作業利点が多くあると感じます。
----Hideki----
にほんブログ村